12月18日に発売された「会社四季報」の新春号は、これから成長が期待できる企業を探すための宝箱のようなものです。
この四季報、ただ会社の情報を並べているだけじゃないんです。企業の最新の成績表はもちろん、これからどんな未来を歩んでいくのか、そのヒントがぎゅっと詰まっているんです。
特に注目したいのは、来期の業績について書かれている部分。
例えば、今期はちょっと苦戦しているように見えても、実は次の期からグングン伸びていく可能性を秘めている企業もあるんです。
え、どうやってそんな企業を見つければいいの?
そんな風に思った方もいるかもしれませんね。
まず注目したいのは、直近3カ月の業績です。
例えば、今期は全体としてマイナスだったとしても、最後の3カ月だけプラスに転じている企業があれば、これはかなり期待できるサイン。もしかしたら、次の期は大きく成長するかもしれません。
そして、チャートや指標も重要なヒントになります。
株価がぐんぐん上昇している企業は、市場から注目されている証拠。でも、ただ高いからといって飛びつくのはちょっと待ってくださいね。
大切なのは、その企業のPER(株価収益率)という数値です。これは、株価が利益に対してどれくらい高いかを示すもので、この数値が低いということは、割安に買える可能性があるということ。
会社四季報には、このPERの過去のデータも載っているので、それを参考にすると、今が買い時なのかどうかが判断できるんです。
さらに、材料欄にも注目してみましょう。
例えば、新しい商品を発売する予定だったり、海外に進出する計画があったり…そんなワクワクするような情報が載っていれば、その企業の将来性を感じることができます。
でも、たくさんの企業の中から、どれを選べばいいの?
そう思われるかもしれません。
そんな時は、株式分割をしている企業にも注目してみましょう。
株式分割をすると、株価が下がるので、私たち個人投資家でも購入しやすくなります。つまり、より多くの人が投資できるようになるので、その企業の知名度も上がっていく可能性があるんです。
まとめると…
- 直近3カ月の業績を見る
- チャートと指標を分析する
- 材料欄に書かれている情報をチェックする
- 株式分割をしている企業に注目する
これらのポイントを押さえて、会社四季報を読み込んでいけば、きっとあなただけの「お宝銘柄」が見つかるはずです。
ただし、投資は自己責任で行うものです。必ずご自身でよく調べて、ご自身の判断で投資するようにしましょう。